PR

40代の転職が厳しい理由|元面接官が教える採用される人の共通点

40代の転職が厳しい理由|元面接官が教える採用される人の共通点 転職の判断基準
記事内に広告が含まれています。

この記事を書いた人

キャリア転職ナビ+編集部|元WEB系事業責任者・面接担当300名以上

掲載内容は、元採用責任者の知見をもとに独自に作成しています。提携企業による内容への影響はありません。

40代になって、このまま今の会社にいていいのかと考え始めたものの、「40代の転職は厳しい」という話を聞いて、動いていいのか迷っていませんか。家族や収入のことを考えると、失敗できないと感じるのは自然なことです。

40代の転職が20代や30代より通りにくいのは事実です。ただ、厳しいのには理由があり、その理由がわかれば、どこを狙えばいいかも見えてきます。

私はWEB系事業の責任者として、300名以上の採用面接に携わり、採用の判断まで担当してきました。この記事では、40代の転職が厳しいと言われる理由と、採用する側が40代の応募者のどこを見ているかをもとに、40代で転職が決まる入り口と進め方を解説します。

40代の転職は入り口を選べば決まる

40代の転職は、どの求人にでも応募して決まるものではありません。40代を採用する理由がある求人に絞って応募すれば、転職は十分に決まります。

実際に、40代で転職した人の多くは、賃金を上げて転職しています。厚生労働省の調査では、2024年に転職した人のうち、賃金が増えた人の割合は次のとおりでした。

年齢増えた変わらない減った
全体40.5%28.4%29.4%
40〜44歳45.9%23.7%29.0%
45〜49歳46.4%26.9%23.8%

(出典:厚生労働省 令和6年雇用動向調査結果の概況)

40代で賃金が増えた人の割合は、全体より高くなっています。厳しいのは「応募できる入り口が狭いこと」であって、40代そのものが評価されないわけではありません。

  • 40代は応募できる入り口が狭い
  • 40代を採用する理由がある求人に絞る
  • 40代で転職した人の半数近くは賃金が上がっている

40代の転職が厳しい理由

40代の転職が厳しいと言われるのには、採用する側の事情があります。

管理職は生え抜きから選ばれるため入り口が狭い

40代に会社が期待するのは、多くの場合、管理職やリーダーとしての役割です。ところが、管理職は社内で育った生え抜きの社員から選ぶ会社が多く、外部から採用する管理職のポストはもともと多くありません。

労働政策研究・研修機構の調査では、正社員300人未満の企業のうち、高い職位には「生え抜き社員を登用する」方針に近い企業が70.2%、「外部人材を登用する」方針に近い企業は26.8%でした(労働政策研究・研修機構、2014年調査)。

中途で入社した人が管理職になる場合も、入社してから実績を積んで昇進するのが一般的です。同じ機構の別の調査では、課長に昇進した男性のうち中途入社の人は44.7%でしたが、昇進までの勤続年数は平均で約10年でした(労働政策研究・研修機構、2014年調査)。

つまり、40代がいきなり管理職として入れる求人は限られていて、そこが入り口の狭さにつながっています。

プレイヤーとしては20代より人件費が高い

では、管理職ではなくプレイヤーとして応募すればいいかというと、そこにも壁があります。40代は20代より人件費が高いため、同じ仕事を任せるなら20代を採るほうが、会社にとっては合理的だからです。

厚生労働省の調査で年齢別の平均賃金(月額・男女計)を見ると、25〜29歳が26.7万円なのに対し、40〜44歳は35.1万円、45〜49歳は37.3万円です(厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査)。40代は20代後半のおよそ1.3〜1.4倍です。

採用する側から見れば、40代をプレイヤーとして採用するなら、その人件費に見合う理由が必要になります。20代と同じくらいの人件費であれば採用の余地はありますが、今の年収を保ったままプレイヤーとして入るのは難しいのが実情です。

年齢差のある職場になじめるかを心配される

もう1つは、職場になじめるかどうかです。私も面接官として、応募者とチームのメンバーや上司との年齢差は、基本的に気にしていました。

40代で転職すると、年下の上司や先輩の下で働くことも珍しくありません。採用する側は、年下の上司の指示を素直に受け止められるか、チームの中で浮いてしまわないかを心配します。面接では、年齢に関係なく周りと協力して進めてきた経験を話せるようにしておきましょう。

採用側は40代の応募者のここを見ている

ここからは、私が面接官として40代の応募者を見ていたポイントを紹介します。40代でも、即戦力として期待できるかという見方は30代と変わりません。

プレイヤーとしての基本スキルが高いか

まず見ていたのは、プレイヤーとしての基本的な仕事の力です。基本スキルが高そうな人は、新しい職場の仕事も吸収するのが早いだろうと感じていました。

基本スキルは、話し方にも表れます。質問に結論から答えられるか、筋道を立てて説明できるかで、社会人としての基礎力がある程度わかります。

若手のフォローまで早く任せられそうか

40代の応募者には、自分の仕事をこなすだけでなく、若手のフォローまで任せられるかも見ていました。入社してから早い段階で、若手のフォローまで対応できそうだと感じた人は、採用を前向きに考えました。

管理職としての採用でなくても、後輩の相談に乗る、チームの仕事を整理するといった役割を期待されることは多いものです。これまでに後輩の育成やチームのとりまとめをした経験があれば、具体的に伝えましょう。

業界の動きを把握しているか

同じ業界で転職する場合は、業界のトレンドを把握しているかも判断材料にしていました。業界の変化を自分の言葉で話せる人は、入社後もすぐに現場の話についてこられるからです。

強みを次の職場でも再現できるか

実績そのものより、その実績を次の職場でも再現できるかを見ていました。成果を出せた理由や進め方を説明できれば、環境が変わっても同じように成果を出せると判断できます。

反対に、一から教える必要がある人、仕事の進め方が固まっていて新しいやり方を受け入れにくそうな人は、戦力になるまでに時間がかかるため、見送ることがありました。

  • プレイヤーとしての基本スキルが高いか
  • 若手のフォローまで早く任せられそうか
  • 業界の動きを把握しているか
  • 強みを次の職場でも再現できるか

40代で転職が決まる3つの入り口

40代の転職が決まりやすいのは、40代を採用する理由がはっきりしている求人です。入り口は大きく3つあります。

管理職求人に入る

1つ目は、最初から管理職として採用する求人です。数は多くありませんが、増えてきています。

マイナビの調査では、2025年1〜6月に課長クラス以上の管理職を中途採用した企業は、回答企業の49.6%でした。2021年の38.9%から増えています(マイナビ 管理職の中途採用・管理職転職に関する調査2025年)。リクルートエージェントの集計でも、管理職の求人は2022年度に2016年度の3.67倍になり、業界別ではIT通信業界の伸びが最も大きいとされています。

私が勤めていたようなベンチャー気質の会社では、いきなり管理職として採用することもありえます。管理職の経験がある人は、成長している会社やIT系の会社の管理職求人に目を向けてみましょう。

同業で人件費に見合う専門性を生かす

2つ目は、同じ業界や職種で、これまでの専門性を生かす求人です。同業でスキルが高い人は、40代でも採用を考える対象になります。

20代では代わりがきかない経験や実績があれば、20代より高い人件費にも納得してもらえます。応募先の仕事にそのまま持ち込める経験は何かを洗い出し、そこを軸に応募先を選びましょう。

年収を下げてプレイヤーとして入る

3つ目は、年収を下げてプレイヤーとして入る道です。20代と同じくらいの人件費であれば、40代でもプレイヤーとして採用される余地はあります。

この道を選ぶなら、年収がどこまで下がっても生活できるのか、下限を先に決めておくことが欠かせません。また、未経験の仕事に挑戦する場合は、考え方が変わります。40代で未経験の仕事に転職するには|採用側の本音と選ぶべき仕事・進め方で詳しく解説しています。

40代の転職活動の進め方

入り口を決めたら、次の順番で転職活動を進めましょう。

年収と役職の下限を先に決める

40代の転職では、年収や役職が今より下がる可能性も考えておく必要があります。住宅ローンや教育費を踏まえて、どこまでなら受け入れられるかを家族とも話し合い、下限を決めておきましょう。下限があれば、内定が出たときに迷わずに判断できます。

実績を再現できる形で言葉にする

これまでの実績を、数字と進め方をセットにして書き出します。「売上を伸ばした」だけでなく、「何を課題と考え、どう改善し、どれだけ成果が出たか」まで言葉にしておくと、面接で再現性を伝えられます。

あわせて、若手の育成やチームのとりまとめの経験も整理しておきましょう。職務経歴書の書き方は、職務経歴書の書き方|書類選考を通過する方法を参考にしてください。

在職中に動いて期間に余裕を持つ

40代の転職は、応募できる求人が限られる分、決まるまでに時間がかかることがあります。収入を止めずに、在職中に転職活動を始めましょう。退職してから動くと、焦って条件の合わない会社を選んでしまいがちです。

転職エージェントで自分の評価を確かめる

自分の経歴がどの入り口で評価されるのかは、一人では判断しにくいものです。転職エージェントに相談すると、管理職求人や専門性を生かせる求人のうち、自分が狙えるものを教えてもらえます。

管理職求人の中には、一般には公開されていないものもあります。複数のエージェントに相談して、市場での自分の評価を確かめておくと安心です。

40代でも転職を急がないほうがいい人

ここまで読んで、自分が狙える入り口が見えない人は、転職を急がないほうがいいかもしれません。

今の会社でまだ試せることがある、不満の原因が転職でしか解決できないものかわからない、という場合は、先に今の仕事を見直すのも1つの選択です。40代で仕事を辞めたいと感じている人は、40代で仕事を辞めたいと悩んだ時にすべきこともあわせて読んでみてください。

編集部おすすめのサービス

当サイトの紹介のしかたについて:サービスの紹介は、各社の公式サイトで公開されている情報をもとにしています。当サイトで作った体験談や、事実を確かめられない口コミは掲載していません。

40代の転職では、自分の経歴がどの入り口で評価されるかを知ることが出発点になります。転職エージェントに相談すると、管理職求人や専門性を生かせる求人のうち、自分が狙えるものを確かめられます。

リクルートエージェント|求人の数から相場をつかめる総合型

項目内容
対象経験・年代を問わず転職を考えている方
料金無料
求人数公開求人 約82万件/非公開求人 約24万件(2026年9月29日時点・採用予定数)
サポート内容キャリア面談、求人紹介、書類・面接対策、年収交渉・入社日の調整
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
  • こんな人におすすめ:まず求人の幅を見ながら、自分の経歴がどう評価されるかを確かめたい方
  • 当サイトの基準で評価が高い点:求人の数が多く、面談から入社日の調整まで一通り任せられる
  • 注意点:紹介される求人が多くなりやすいため、希望条件の優先順位を先に決めておきましょう

※ 公式サイトで公開されている内容です(確認日:2026年10月10日)。サービスの内容は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

転職AGENT Navi|相性の合う転職エージェントを紹介してもらえる

項目内容
種類転職エージェントの紹介(マッチング)サービス
料金無料
しくみ希望や相性に合わせて、担当してくれる転職エージェントを紹介してもらう
申し込み公式サイトのフォームから
運営会社circus株式会社
  • こんな人におすすめ:転職エージェントを使ったことがなく、どこに相談すればいいか決められない方
  • 当サイトの基準で評価が高い点:担当者との相性を重視して紹介してもらえるので、合わない担当者に当たるリスクを減らせる
  • 注意点:求人を直接紹介するサービスではありません。紹介されたエージェントを通して転職活動を進めます

※ 公式サイトで公開されている内容です(確認日:2026年10月10日)。サービスの内容は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

よくある質問

40代は年齢で応募を断られることがありますか

募集や採用で年齢を制限することは、法律で原則として禁止されています(労働施策総合推進法)。ただし、求人票に年齢が書かれていなくても、実際には応募者の経験や役割との釣り合いで判断されます。年齢そのものより、40代を採用する理由がある求人かどうかを見て応募しましょう。

40代の転職は年収が下がりますか

下がる人もいますが、上がる人のほうが多いのが実態です。2024年に転職した40代のうち、賃金が増えた人は45%を超えています。ただし、プレイヤーとして入り直す場合や未経験の仕事に移る場合は、下がる可能性が高くなります。

40代で管理職経験がなくても転職できますか

できます。同じ業界や職種で専門性を生かす求人であれば、管理職の経験がなくても採用の対象になります。その場合も、若手のフォローやチームのとりまとめをした経験があれば、評価につながります。

まとめ

40代の転職が厳しいと言われるのは、管理職は生え抜きから選ばれやすく、プレイヤーとしては20代より人件費が高いため、応募できる入り口が狭いからです。

  • 40代を採用する理由がある求人に絞る
  • 入り口は「管理職求人」「同業で専門性を生かす」「年収を下げてプレイヤーとして入る」の3つ
  • 基本スキルの高さと、若手のフォローまで任せられることを伝える
  • 年収と役職の下限を決め、在職中に動く

自分がどの入り口を狙えるかを整理して、40代の転職を前に進めましょう。

無料の診断(1分ほど)

まだ迷っているなら、1分の質問で整理する

転職を急ぐべきか迷っている人は、応募の前に整理しておきましょう。元採用責任者の視点で作った診断に答えると、今動くべきか、まだ今の職場で試せることがあるかがわかります。

転職すべきか診断を受ける

この記事を書いた人

管理人S(キャリア転職ナビ+編集部)

元WEB系事業責任者/面接担当 300名以上

WEB系事業の責任者として、300名以上の採用面接を担当し、書類選考から採用判断まで一貫して関わってきました。自身も3回の転職を経験し、選ぶ側と選ばれる側の両方の目線から、後悔しない転職の判断と準備を発信しています。

面接官が本当に見ている5つのこと運営者の転職履歴管理人Sのプロフィール運営者情報・編集方針

キャリア転職ナビ+は、唯一の正解を示すのではなく、あなたが自分で納得して判断できる状態になることを目的に情報を発信しています。

転職の判断基準
管理人Sをフォローする
タイトルとURLをコピーしました