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40代で未経験の仕事に転職するには|採用側の本音と選ぶべき仕事・進め方

40代で未経験の仕事へ転職するには|採用側の本音と選ぶべき仕事・進め方 転職の判断基準
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この記事を書いた人

キャリア転職ナビ+編集部|元WEB系事業責任者・面接担当300名以上

掲載内容は、元採用責任者の知見をもとに独自に作成しています。提携企業による内容への影響はありません。

今の仕事をこの先20年続けるイメージが持てない。別の仕事に挑戦したいけれど、40代で未経験から採用してくれる会社があるのか、家族や収入のことを考えると一歩が踏み出せない。そんな悩みを抱えていませんか。

40代の未経験転職は、30代までと比べて通りにくくなるのは事実です。それでも、移り方を選べば道はあります。結果を分けるのは、「何もかも新しくする」のではなく、「これまでの経験を持ち込める未経験の仕事」を選べるかどうかです。

私はWEB系事業の責任者として、300名以上の採用面接に携わり、採用の判断まで担当してきました。この記事では、採用する側が40代の応募者のどこを見ているかをもとに、40代で未経験の仕事を選ぶときの考え方と、転職を進める5つのステップを解説します。

  1. 結論:40代でも未経験転職はできる ただし経験を持ち込める未経験に絞る
  2. 40代の未経験転職が厳しいと言われる理由
    1. 即戦力とマネジメントの経験を求められる
    2. 年収や役職との折り合いがつきにくい
    3. 新しい環境になじめるかを心配される
  3. 採用する側は40代の未経験者のどこを見ているか
    1. 即戦力として期待できるかは30代と変わらない
    2. 話し方から社会人としての基礎力を見ている
    3. 長く安定して働いてくれそうか
    4. 今仕事をしていない場合は経緯とブランクを聞く
  4. 40代は業界を変えて職種を残す転職が中心
  5. 40代未経験でも挑戦しやすい仕事の選び方
    1. 経験を持ち込める仕事
    2. 人手不足で40代も採用している仕事
    3. 選ぶ前に確かめたい年収・体力・続けられるか
  6. 40代で未経験転職を進める5ステップ
    1. ステップ1 経験とブランクを整理する
    2. ステップ2 何を残して何を変えるかを決める
    3. ステップ3 家族と年収の下限を話し合う
    4. ステップ4 在職中に動く
    5. ステップ5 面接では結論から話す
  7. 40代の未経験転職で後悔しないための注意点
    1. 年収と退職金への影響を確かめる
    2. 年下の上司のもとで働く覚悟を持つ
    3. 活動が長引いても焦らない
  8. 未経験の仕事に移るべきか迷っているなら1分の診断で確かめる
  9. よくある質問
    1. 45歳を過ぎても未経験転職は間に合いますか
    2. 今仕事をしていなくても未経験転職はできますか
    3. 40代未経験でも正社員で採用されますか
  10. まとめ

結論:40代でも未経験転職はできる ただし経験を持ち込める未経験に絞る

40代でも、未経験の業界や職種への転職はできます。リクルートが転職決定者を分析したデータでは、40歳以上で転職した人のうち、業界を変えた人は64.1%、業界も職種も変えた人は25.8%でした(リクルートエージェント)。

ただし、内訳を見ると、40歳以上で最も多いのは「業界は変えて、職種は同じ」転職で38.3%です。40代の未経験転職は、すべてを変えるより、これまでの職種の経験を持ったまま新しい業界に移る形が中心だと分かります。

40代で未経験の仕事に移るなら、次の2つを押さえてください。

  1. これまでの経験のうち、新しい仕事にそのまま持ち込めるものを軸にする
  2. 業界か職種のどちらかは、これまでと同じものを残す

この2つを押さえれば、40代の長い社会人経験は、未経験の弱さを補う大きな強みになります。

40代の未経験転職が厳しいと言われる理由

それでも「40代の未経験転職は厳しい」と言われるのには、はっきりした理由があります。これまでの経験を活かす40代の転職全般については、40代の転職が厳しい理由|元面接官が教える採用される人の共通点で解説しています。

即戦力とマネジメントの経験を求められる

40代の中途採用では、多くの企業が即戦力を求めます。20年近い社会人経験がある分、「入社してすぐに成果を出せるか」「チームをまとめられるか」を期待されるからです。

未経験の仕事では、その仕事の経験はありません。そのため40代の未経験者は、経験がない分を、これまでの専門性やマネジメントの経験でどう補うかを示す必要があります。

年収や役職との折り合いがつきにくい

40代になると、今の会社での年収や役職が上がっている人も多いはずです。未経験の仕事では、同じ年収や役職から始まることはほとんどありません。

採用する側から見ると、「年収が下がっても本当に納得して働けるのか」も気になるところです。年収の希望が高すぎると、それだけで見送られることがあります。

新しい環境になじめるかを心配される

40代の未経験者は、年下の先輩や上司から仕事を教わる場面が多くなります。採用する側は、これまでのやり方にこだわらずに、新しい職場のやり方を受け入れられるかを気にしています。

採用する側は40代の未経験者のどこを見ているか

では、採用する側は40代の応募者のどこを見て判断しているのでしょうか。300名以上の面接に携わってきた経験から、特に見ていたことを紹介します。

即戦力として期待できるかは30代と変わらない

40代の応募者でも、即戦力として期待できるかどうかの見方は、30代と変わりません。私が30代後半以降の応募者を見るときは、管理職やリーダーの候補なのか一般職なのか、応募先の業界の動きを把握しているか、これまでの強みをうちの会社でも再現できるかを確かめていました。

反対に、戦力になるまでに時間と手間がかかりそうだと感じた人は、見送ることが多くありました。育てるのにコストがかかりそうな人、価値観が固まっていて新しいやり方になじみにくそうな人などです。

未経験の仕事でも、「この人なら、これまでの経験を使って早く戦力になってくれそうだ」と思ってもらえるかが分かれ目です。

話し方から社会人としての基礎力を見ている

面接では、話の中身だけでなく、話し方からも多くのことが分かります。私は、筋道を立てて考えられているか、結論から話せているかを見ていました。この2つができているかで、社会人としての基礎力がある程度分かるからです。

40代の未経験者は、経験がない分、仕事を覚えるスピードや、周りと協力して進める力が問われます。質問に対して結論から答え、そのあとに理由や具体例を続ける話し方ができると、「この人なら新しい仕事も早く覚えてくれそうだ」と感じてもらえます。

長く安定して働いてくれそうか

採用する側にとって、40代の未経験者の採用は、年齢の面でリスクを取る判断でもあります。それだけに、リスクを取って採用したのにすぐ辞められてしまうことを、最も避けたいと考えています。

私も、厳しい場面に向き合う力が弱そうだと感じた人は、見送ることがありました。面接では、これまで仕事で苦しい場面をどう乗り越えてきたか、新しい環境で壁にぶつかったときにどう向き合うかを、自分の言葉で話せるように準備しておきましょう。

今仕事をしていない場合は経緯とブランクを聞く

応募の時点で仕事をしていない場合、私は、仕事を離れた経緯、ブランクの期間、これまでどんな経験をしてきたかを中心に話を組み立てていました。

ブランクがあること自体よりも、その理由と、その期間に何をしていたかを筋道立てて説明できるかが大切です。経緯を正直に伝え、これまでの経験と次の仕事のつながりを結論から話せれば、ブランクがあっても判断の材料はそろいます。

  • 即戦力として期待できるかは30代と同じ基準で見られる
  • 結論から話せるかで社会人としての基礎力を判断される
  • 長く安定して働いてくれそうかを重視される

40代は業界を変えて職種を残す転職が中心

40代の未経験転職では、何を変えて何を残すかで、難しさが大きく変わります。

パターン例40歳以上の割合難しさ
業界を変えて職種は同じメーカーの経理→IT企業の経理38.3%低い
業界も職種も変える小売の店長→介護の現場職25.8%高い
業界は同じで職種を変える不動産会社の営業→同じ業界の管理部門11.9%中くらい

(同じ業界・同じ職種への転職は24.0%。割合はリクルートエージェントより)

40代で最も現実的なのは、職種の経験を残して業界を変える移り方です。経理、人事、営業、企画など、どの業界にもある職種なら、これまでの経験をそのまま評価してもらえます。

業界も職種も変える場合は、人手不足で未経験者を受け入れている仕事を選ぶか、新しい仕事に必要な知識を応募前から学んでおく必要があります。

40代未経験でも挑戦しやすい仕事の選び方

40代で未経験の仕事を選ぶときは、次の2つの方向から考えると、現実的な選択肢が見えてきます。

経験を持ち込める仕事

1つ目は、これまでの経験を持ち込める仕事です。たとえば、次のような移り方があります。

  • 管理部門(経理・人事・総務)の経験を生かして、別の業界の同じ職種に移る
  • 前の業界の知識を生かして、その業界向けのサービスを扱う会社の営業や企画に移る
  • マネジメントの経験を生かして、別の業界でチームをまとめる立場に移る

業界の知識、マネジメントの経験、専門的な職種の経験は、40代の大きな武器です。未経験の部分が少ないほど、年収も下がりにくくなります。

人手不足で40代も採用している仕事

2つ目は、人手が足りず、40代の未経験者も積極的に採用している仕事です。介護・福祉、施工管理、ドライバー、警備、製造などは、年齢よりも意欲や人柄を重視して採用する求人が見つかりやすい分野です。

ただし、体力が必要な仕事や、夜勤・早朝の勤務がある仕事も少なくありません。入りやすさだけで選ぶと、続けられずに再び転職することになりかねません。

選ぶ前に確かめたい年収・体力・続けられるか

どちらの方向で選ぶ場合も、応募する前に次の3つを確かめておきましょう。

  • 年収:入社直後の年収と、何年後にどこまで上がる見込みがあるか
  • 体力と働き方:勤務時間、夜勤や休日出勤の有無、体への負担が、10年後も続けられるものか
  • 続けられるか:定年まで、あるいは次のキャリアまで、その仕事を続けている自分を想像できるか

40代の転職は、この先の働き方を大きく左右します。「この仕事なら長く続けられる」と言える理由があるかどうかを、応募する前に確かめてください。

40代で未経験転職を進める5ステップ

ここからは、40代で未経験の仕事に転職するための具体的な進め方を、5つのステップで紹介します。

STEP1
経験とブランクを整理する
  • 業務・まとめた人数・成果を数字で書き出す
  • 仕事を離れた期間は経緯と過ごし方も書く
面接で筋道立てて説明できるようにする
▼
STEP2
何を残して何を変えるかを決める
  • 職種か業界のどちらかを残せるか
  • 両方変えるなら人手不足の仕事か応募前の学習
40代は職種を残して業界を変えるのが中心
▼
STEP3
家族と年収の下限を話し合う
  • 住宅ローンや教育費への影響
  • 退職金や企業年金の扱い
下限があれば内定時に迷わない
▼
STEP4
在職中に動く
  • 収入を止めずに転職活動を始める
  • 迷ったら転職エージェントで評価を知る
長引く前提で焦らない状態を保つ
▼
STEP5
面接では結論から話す
  • 結論→理由→具体例の順で答える
  • 経験の生かし方と入社後の働き方を伝える
  • 年下から教わる姿勢と長く働く意思を示す
話し方そのものが基礎力の判断材料になる

ステップ1 経験とブランクを整理する

まずは、これまでの仕事で何をしてきたかを書き出します。担当した業務、まとめたチームの人数、出した成果、周りから頼られたことを、できるだけ数字も添えて書き出してください。

仕事から離れている期間がある場合は、その経緯と、その間に何をしていたかも書いておきます。面接で必ず聞かれるところなので、筋道を立てて説明できるようにしておきましょう。

これまでの経験新しい仕事での使い方
10人のチームをまとめていた新しい職場でのリーダーや教育担当に生かせる
経理として決算を担当していた別の業界の経理職でそのまま生かせる
業界の取引先との関係が深いその業界向けの営業や企画に生かせる

ステップ2 何を残して何を変えるかを決める

次に、先ほどの3つのパターンのうち、どこを目指すかを決めます。40代なら、まずは職種か業界のどちらかを残せる転職を考えるのがおすすめです。

業界も職種も変えたい場合は、人手不足の仕事を選ぶか、その仕事に必要な資格や知識の勉強を応募前から始めておきましょう。

ステップ3 家族と年収の下限を話し合う

未経験の仕事に移ると、年収が下がることが多くなります。40代は、住宅ローンや子どもの教育費など、家計への影響も大きい年代です。

応募する前に、家族と話し合って「ここまでなら下がっても生活できる」という年収の下限を決めておきましょう。退職金の扱いが変わる場合は、その影響も確かめておくと安心です。

ステップ4 在職中に動く

40代の未経験転職は、活動が長引くことを前提に考えてください。収入が途切れると焦って妥協しやすくなるので、できるだけ今の仕事を続けながら転職活動を始めるのが安全です。

求人の探し方に迷う場合は、転職エージェントを使うのも一つの方法です。転職エージェントは、希望や経験を伝えると合う求人を紹介し、書類の添削や面接の対策まで無料で手伝ってくれるサービスです。40代の経験がどう評価されるかを、客観的に知ることができます。

40代の未経験転職で使いたいサービス

経験を活かして上を目指す

JAC Recruitment

こんな人に:管理職・専門職の経験があり、経験を評価する求人を見たい人

公式サイトを見る

スカウトで市場価値を確かめる

リクナビNEXT

こんな人に:担当者を通さず、企業からのスカウトで自分の評価を確かめたい人

公式サイトを見る

求人を幅広く比べたい

リクルートエージェント

こんな人に:年代や職種を問わず、まず多くの求人を比べたい人

公式サイトを見る

ステップ5 面接では結論から話す

面接では、質問に対してまず結論を伝え、そのあとに理由と具体例を続けてください。40代の未経験者は、話し方そのものが社会人としての基礎力を判断する材料になります。

そのうえで、「これまで何をしてきたか」「それを新しい仕事でどう生かすか」「入社後にどう働くか」を伝えます。年下の人から教わることへの抵抗がないことや、長く働きたいという意思も、自分の言葉で伝えましょう。

40代の未経験転職で後悔しないための注意点

最後に、40代で未経験の仕事に移る前に知っておきたい注意点を3つ紹介します。

年収と退職金への影響を確かめる

未経験の仕事では、入社直後の年収が下がることが多くなります。40代の場合は、退職金や企業年金の扱いが変わることもあります。目先の年収だけでなく、定年までに受け取れるお金の合計がどう変わるかまで考えておきましょう。

年下の上司のもとで働く覚悟を持つ

未経験の仕事では、年下の人が上司や先輩になるのが当たり前になります。これまでの役職や経験にこだわらず、教わる立場として素直に学べるかどうかが、新しい職場になじめるかの分かれ目です。

活動が長引いても焦らない

40代の未経験転職では、書類選考で落ちることも多くなります。何社か続けて落ちても、「40代だから無理だ」と決めつけないでください。

活動が長引いたら、応募する仕事の範囲が広すぎないか、職務経歴書でこれまでの経験が新しい仕事に生かせることが伝わっているかを見直しましょう。

  • 退職金や企業年金も含めて、定年までのお金の変化を確かめる
  • 年下の上司から教わる立場を受け入れる
  • 書類で落ちたら、応募の範囲と職務経歴書の伝え方を見直す

未経験の仕事に移るべきか迷っているなら1分の診断で確かめる

ここまで読んで、「そもそも今、未経験の仕事に移るべきなのか」と迷っている方もいるはずです。

無料の診断(1分ほど)

まだ迷っているなら、1分の質問で整理する

40代で未経験の仕事に移るべきかは、今の不満が仕事そのものから来ているのか、今の職場で解決できるものなのかで変わります。元採用責任者の視点で作った診断に答えると、今動くべきか、まだ今の職場で試せることがあるかがわかります。

転職すべきか診断を受ける

よくある質問

45歳を過ぎても未経験転職は間に合いますか

45歳を過ぎても、未経験の仕事に移ることはできます。ただし、年齢が上がるほど即戦力として期待される度合いは高くなるので、これまでの職種や業界の経験を生かせる仕事を選ぶのが現実的です。人手不足の分野では、50代でも未経験から採用している求人があります。

今仕事をしていなくても未経験転職はできますか

できます。採用する側は、仕事を離れた経緯、ブランクの期間、これまでの経験を中心に判断します。ブランクがあること自体より、その理由と期間中にしていたことを、筋道を立てて説明できるかが大切です。

40代未経験でも正社員で採用されますか

正社員で採用されることは十分にあります。特に、職種の経験を残して業界を変える転職や、人手不足の分野では、正社員の求人も多く見つかります。求人を探すときは、雇用形態と、試用期間のあとの条件も確かめておきましょう。

まとめ

40代でも、未経験の仕事への転職はできます。ただし、30代までと同じやり方では通りにくくなるので、移り方を選ぶことが大切です。

  • 40歳以上で業界を変えた人は6割超、業界も職種も変えた人は約4人に1人
  • 40代で最も多いのは、職種の経験を残して業界を変える転職
  • 採用する側は、即戦力として期待できるか、結論から話せるか、長く安定して働いてくれそうかを見ている
  • 家族と年収の下限を話し合い、在職中に動く

30代の未経験転職との違いを知りたい方は「30代で未経験の仕事に転職するには」も参考にしてください。今の仕事を辞めるかどうかから迷っている方は「40代で仕事を辞めたいときの判断基準」で整理できます。

この記事を書いた人

管理人S(キャリア転職ナビ+編集部)

元WEB系事業責任者/面接担当 300名以上

WEB系事業の責任者として、300名以上の採用面接を担当し、書類選考から採用判断まで一貫して関わってきました。自身も3回の転職を経験し、選ぶ側と選ばれる側の両方の目線から、後悔しない転職の判断と準備を発信しています。

面接官が本当に見ている5つのこと運営者の転職履歴管理人Sのプロフィール運営者情報・編集方針

キャリア転職ナビ+は、唯一の正解を示すのではなく、あなたが自分で納得して判断できる状態になることを目的に情報を発信しています。

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